テレビがない家で子育てしています

テレビなし生活数年の我が家に、待望の男子が舞い降りました。日記代わりに日々を綴ります。

「ヤバい経済学」が面白かった話

気になっていた本「ヤバい経済学」読了。

「インチキ・犯罪・不正」にスポットをあて、
経済学の手法を駆使して社会の裏側を覗く。
10年ほど前にベストセラーになった本ですね。
 
扱っている内容が、
・相撲の八百長について
・ヤクの売人の稼ぎはどのくらいか
・中絶と犯罪減少の関係性
など、なかなかブラックな内容で
たいへん興味深く読めました。
(私はブラックな読み物もかなり好物です)
 
その中で、気になったのが
「子育て」についての章です。
子どもの学校での成績に
相関の見られる項目、見られない項目が
複数挙げられていましたが
その中に、相関の見られない項目として
「テレビをよく見る」
「家族関係が保たれている」
「親はその子をよく美術館に連れて行く」
「ほとんど毎日親が本を読んでくれる」
という項目がありました。
 
。。あら、成績に関係ないの?
そりゃ残念(´・_・`)
と思いましたが、ちょっと待てよ。
データでは成績に関係は見られないけど
「成績が良い」=「子どもが幸福」
とは、この本はひとことも言ってない。
それとこれとは、別個の話って事です。
仮に学校で出来が悪くても、
社会で成功したり幸せな人生を歩む人もいるし
その逆もまたよく聞く話。
本人がどれくらい幸福かという点は
データでは測れない部分だと思うので
私は極力、幸福度を追求していきたい。
自分自身も、子どもとの関係についても。

あ、別に本を批判している訳ではなく
私個人の考えですからね。
本自体は、刺激的なネタを検証する事で
世の中の常識や通念といったものが案外あてにならない、
という事に気付かせてくれる
良書だと思います。
図書館に入ってる可能性も高いと思うので、
(私は図書館レンタルでした)
未読の方は是非どうぞ(^^) 

 

ヤバい経済学 [増補改訂版]

ヤバい経済学 [増補改訂版]